休職期間中に資格勉強をお勧めしない理由

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はじめに

この記事を開いてくださった方はきっと「休職期間中ずっと何もしないのはもったいない」「落ち着かない」「休職してしまったから資格で挽回したい」と思う真面目な方だと思います。
上記のように考えることはとても素晴らしいことであり、自分のキャリアを真剣に考えている証だと思います。でも、そう思っている時だからこそ今は回復に専念しましょう。
私が休職中に始めた勉強の挫折経験を交えてお話していきたいと思います。

そもそも休職期間とは

休職期間の本来の考え方とは、仕事で疲れてしまった身体や心を休めることです。
その期間中に資格勉強をしてしまうと、回復を阻害してしまいかえって逆効果となってしまいます。

では何をすればよいかというと「何もしないことをする」のが大切となってきます。
非生産的ではないかとも思ってしまいますが、非生産的な行動をすることが回復への近道です。
私が休職したときにはとにかく寝ていました。1日15時間ぐらいは寝ていました。
そうすることで身体も脳も心も休めることができたので、結果的に良かったと思います。

ただし休職初期の段階で「何か自分のスキルを高めないと」と思い、私も勉強を始めてしまいました。

休職初期にプログラミング学習をはじめ挫折

1日15時間睡眠生活をする前、休職し始めた直後の自分は休職できた解放感からか躁状態でした。
辛い労働から解放されて何でもできると思ってしまい、前々からしたかったプログラミング学習に25万円も課金してしまいました。
しかし疲労しきった脳と身体では継続的に学習をすることができず、学習をしない自分を責めてしまう負のループに入ってしまい、状態はさらに悪化してしまいました。

休職期間を回復期・定着期・復職準備期に分ける

今回一番お伝えしたいことは「休職中の自分の状態を回復期・定着期・復職準備期に分ける」ことが大切ということです。

回復期

休職したての初期は回復期として、ひたすら何もせず寝て回復することを優先しましょう。
何もしていないと自分を責めてしまうので、おすすめはとにかく寝ることです。寝て意識を手放せばつらい現実からも逃げることができます。

定着期

ある程度回復してくるとだんだんと8時間程度しか寝られなくなってきます。
そうなって身体が動くようであれば家事から始めましょう。自炊や掃除、軽い散歩を行い、これを2,3ヶ月の間頑張らなくてもできるようになれば身体に定着したと言えるでしょう。

注意しないといけないのは、この時期に資格勉強をしてはいけません。

復職準備期

定着期で家事などができるようになってきたら、医師に相談して復職準備期に入りましょう。
おすすめはリワークプログラムという復職準備のサポートを行ってくれる訓練施設に通うことです。

この時期になってようやく軽く学習を始めてもいいかと思います。
ただし「1日5時間勉強する!」など難しい目標を立てるのはやめて、達成しやすい簡単な目標を立てて自分を褒めることを習慣化しましょう。

まとめ

体調が安定して復職を考えられるようになるまで焦って学習はせず、復職前のリハビリとして行いましょう。
みなさんの一日でも早い回復を祈っています。

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